常に新しい歯に変わっていくサメの歯

2021年 10月号その1

人の歯は、乳歯から永久歯に生え変わりますが、永久歯を失ってしまうと、もう次の歯が生えてくることはありません。

ウサギの歯や、ネズミの前歯、カバの犬歯は失っても生えてくることはありませんが、一生伸び続けることをご存知でしょうか?

また、サメは1本でも歯を失うと、すぐに下から新しい歯が入れ替わるように現れます。

サメの種類で異なりはありますが、その口の中には6~20列の歯が並び、一番手前の歯を失ってもすぐに後列の歯が補充される仕組みになっています。

サメには、歯を支えるための歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜(しこんまく)がなく、抜けやすい構造になっており、2、3日ごとに歯を交換し、常に鋭い歯が最前列に並んでいます。

人には、歯槽骨(しそうこつ)や歯根膜(しこんまく)があり、しっかり歯を固定していますが、歯周病が進行すると歯槽骨と歯根膜は破壊され、いずれ歯は抜け落ちてしまいます。

サメのように、人は歯を失っても新しい歯が生えてこないので、大切な歯を守っていきましょう。

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ひろきデンタルクリニック

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