鼻の穴はなぜ2つあるの?

2021年 8月号その2

鼻の穴はなぜ2つあるのかご存知でしょうか?

呼吸するという機能だけを考えれば、口と同じように1つでも問題はなさそうですが、なぜ2つもあるのでしょう。

鼻の穴が2つあることで、香りがする方向や距離を認識し、立体的に香りを確認する構造になっています。

また、鼻の粘膜は、ネイザルサイクルという自律的な反応によって、肥厚と収縮を繰り返すことで、空気の流れを調整し鼻の穴を清掃する働きがあります。

2つの鼻の穴の一方をふさいで鼻で息をすると、空気が多く通る側と少し空気の通りが悪い穴があると思います。

空気が多く通る方が、現在呼吸を担当している鼻の穴になります。空気の通りが悪い方では、血管が拡張し粘膜を腫脹させることで、分泌物を増やし自動洗浄を行なっています。

呼吸を支える肺は、24時間機能し続けており、その肺になるべく負担をかけないように鼻は新鮮できれいな酸素を送り続けなければいけない為、常にどちらかは洗浄している状態となります。

鼻のような洗浄機能がない口で呼吸すると、ウイルスなど新鮮ではない酸素を肺に届けることになってしまいます。

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